【マーケットセンサー】電鉄株の業績上方修正相次ぐ!割安銘柄に注目集まる

■インバウンド関連の電鉄株に注目、ダブルセット銘柄も

 トランプ次期大統領の影響を受けにくい純内需型のインバウンド関連株として、電鉄株が投資家の注目を集めている。京王電鉄<9008>(東証プライム)と京阪ホールディングス<9045>(東証プライム)は業績上方修正に加え、増配と自己株式取得を発表し株価が急騰した。為替動向は不透明ながら、政府・日銀による円買い介入の可能性や金利上昇による円安進行で、円安メリット株への投資機会が広がっている。

 電鉄各社の今3月期業績は上方修正が相次いでおり、東証プライム市場の平均PER15.56倍を下回る割安銘柄も多数存在する。具体的には、東武鉄道<9001>(東証プライム)、相鉄ホールディングス<9003>(東証プライム)、東急<9005>(東証プライム)、小田急電鉄<9007>(東証プライム)、東海旅客鉄道<JR東海、9022>(東証プライム)、西武ホールディングス<9024>(東証プライム)、西日本鉄道<9031>(東証プライム)、近鉄グループホールディングス<9041>(東証プライム)、南海電気鉄道<9044>(東証プライム)、名古屋鉄道<9048>(東証プライム)などが挙げられる。

 これらの銘柄の中で、東武鉄道は業績上方修正と増配、東急と名古屋鉄道は業績上方修正と自己株式取得というダブルセットの好材料を有している。また、JR西日本は増配と自己株式消却を、京成電鉄は株式分割とイオンとの資本業務提携締結を発表しており、これらもダブルセット銘柄として注目を集めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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