京写が後場一段高、米中の緊張緩和やスズキのインド戦略など材料視の見方

■プリント配線基板の世界的大手、12月にインド駐在員事務所を発表

 京写<6837>(東証スタンダード)は1月20日、前後場とも次第高となり、14時50分にかけて8%高の379円(28円高)まで上げ、昨年8月以来の水準に進んでいる。プリント配線基板の世界的大手で、米トランプ次期大統領と中国の習近平国家主席が17日に電話会談を行ったと伝えられ、米中の緊張緩和などに期待が強まったことや、台湾のTSMC(積体電路製造)の巨額の設備投資計画、スズキ<7269>(東証プライム)がインドから世界に販売するクルマを発表したこと、などが材料視されている模様だ。

 同社は24年12月にインド駐在員事務所の開設を発表しており、スズキは「インドのニューデリーで開幕した国際自動車ショーで電気自動車(EV)の世界戦略車『eビターラ」』を発表した。同国を輸出拠点として強化し、欧州や日本、アフリカなどの開拓を進める」(日経電子版速報ニュース1月17日夜)と伝えられた。京写の配線基板は車載の電装関係に広く使われているため連想か強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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