
■8日発表の月次動向は国内、インドネシアで最高を更新
Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は7月11日の後場寄り後に4%高の455円(19円高)まで上げ、日々小幅だが4日続伸基調となって約3か月半ぶりに450円台を回復している。日本金融事業、東南アジア金融事業が好調な上、フィナンシャルタイムズなどで知られるFTSEグループが算出する代表的なESG投資の株価指数にこのほど選定されたと10日付で開示。同指数は日本の公的年金運用機関・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)もESG投資のベンチマークとして採用するとされるため、買い需要の拡大に期待が強まっている。
10日午後、ロンドン証券取引所グループ傘下のFTSE Russellが提供する国内株式を対象にしたESG指数「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に選定されたと発表。本指数は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESG投資におけるパッシブ運用のベンチマークの一つとして採用するなど、投資家の重要な判断基準として活用されているとした。
また、8日に発表した6月の月次動向は、日本金融事業の債務保証残高が5か月連続で最高を更新し、東南アジア金融事業の中核機関・Jトラスト銀行インドネシアの銀行業における貸出金残高は7か月ぶりに最高を更新した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)