日経平均500円高、1ドル145円台の円安や中国が米国と協議の可能性など受け7日続伸基調

株式市場 証券取引所

■日米関税交渉では第2回会合でも為替は議題にのぼらなかったもよう

 5月2日午前の東京株式市場では、日経平均が次第に上げ幅を広げる展開となり、午前9時50分にかけて524円21銭高(3万6976円51銭)まで上げている。円相場が1ドル145円台に入り円安が進んでいることに加え、中国が米国と通商協議を行う可能性が伝えられ、世界景気に対する警戒感が後退する様子となっている。7日続伸基調。

 2日午前の円相場は午前10時にかけて1ドル145円85銭前後となり、前日夕方に比べて1円50銭前後の大幅な円安となっている。日銀が1日まで開催した金融政策決定会合の結果を受けて年内の利上げ観測が後退したことや、2日早朝に行われた日米関税交渉の第2回会合後の赤沢担当相の会見で「為替と安保は議題にのぼらなかった」との発言が伝えられ、円安が進んだ。

 また、中国の動静について、「米との通商協議の可能性を現在評価中-中国商務省」(ブルームバーグニュース5月2日9:25)と伝えられ、中国景気関連株の中にファナック<6954>(東証プライム)など一段強い値動きとなる銘柄が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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