ミロク情報サービス、「Hirameki 7」の『経営分析プラス』に新機能を追加、生成AIが年次決算書から説明動画を自動生成

■『AI年次レポート動画版』を搭載、生成AIの活用により経営分析の伝達力がさらに進化

 財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)は5月2日、MJSグループのトライベック(本社:東京都港区)が運営する中小企業向けDXプラットフォーム「Hirameki 7(ヒラメキセブン)」上の「経営分析プラス」において、生成AIによる年次決算報告書の自動作成機能『AIレポート』に加え、新たに決算説明動画を自動生成する機能の提供を開始したと発表。

 今回提供を開始した年次決算説明動画の自動作成機能は、DXプラットフォーム「Hirameki 7」上でMJSが提供する、MJSの会計事務所ユーザー(「ACELINK NX-Pro 会計大将」利用者)向けオプションサービス「経営分析プラス」の新機能である。会計事務所ユーザーは、顧問先企業の会計データをMJSが提供するクラウド環境にアップロードするだけで、プロンプトの入力なしにPowerPoint形式の年次決算報告書を自動生成できる。さらに今回の機能追加により、『AI年次レポート』と連動した決算説明動画も自動で作成可能となった。これにより、会計事務所は決算報告書作成業務にかかる時間を大幅に削減できるとともに、顧問先に対して視覚的で分かりやすい決算説明を提供できるため、業務効率と顧客満足の両面で大きな効果が期待される。

 同機能における生成AIには、Microsoftの「Azure OpenAI Service(※1)」を活用しており、ユーザー側で生成AIサービスの契約を行う必要はない。また、顧問先の会計データが生成AIの学習データとして利用されることもない。本機能は、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区)と、MJSグループの株式会社エヌ・テー・シー(本社:新潟県長岡市、代表取締役:岩本 均、以下「NTC」)の協力のもと開発を進めたものである。

 『AIレポート』機能は、「Hirameki 7」および「経営分析プラス」を契約しているMJSの会計事務所ユーザーであれば、追加料金なしで利用できる。

 MJSおよびMJSグループは、今後も各提供サービスにおいてニーズに応じた機能拡充に取り組み、会計事務所および中小企業の業務効率化・生産性向上を支援するとともに、DX推進による経営の高度化と企業価値の向上に寄与していく方針である。

■『AIレポート』機能について

・月次AIレポート:売上高等の指標を前年同月と比較できるレポートを生成する。売上高グラフには黒字目安ラインを表示するなど、経営者が必要とする情報を明確に示す。
・年次AIレポート:売上高、経常利益など主要指標をピックアップし、5期比較で業績の変化を把握できるレポート(年次決算報告書)を作成する。
・月次AIレポート、年次AIレポートともに、PowerPoint形式でダウンロード可能である。
・年次決算説明動画:年次AIレポート(年次決算報告書)の作成と同時に、説明動画を自動作成する。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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