【どう見るこの株】ロジザードは3Q高利益進捗率業績を見直しバリュー株買いが再燃

 ロジザード<4391>(東証グロース)は、前日2日に12円高の1300円と3営業日ぶり日反発して引け、取引時間中には1315円まで買われる場面があり、4月15日につけた年初来高値1401円を視界に捉えた。同社株は、今年5月15日に今2025年6月期第3四半期(2024年7月~2025年3月期、3Q)決算を発表し、通期業績を期初予想の据え置きとしたことで利益確定売りや戻り売りに押されて窓を開けて1215円まで急落した。ただ3Qの利益水準そのものは、通期予想業績に対して89%~94%の高利益進捗率を示したことや6月入りで期末の連続増配の権利取りも加わりバリュー株買いが再燃した。テクニカル的にも、直近急落時に開けた窓の3分の2を埋めており上昇トレンド復活期待を高めている。

■「ロジザードZERO」は1800現場超で稼働し3月のMRRは過去最高

 同社の今2025年6月期3Q業績は、売り上げ16億3400万円(前年同期比11.3%増)、営業利益3億5800万円(同41.3%増)、経常利益3億5900万円(同41.8%増)、純利益2億6500万円(同44.1%増)と大幅続伸した。クラウドWMS(倉庫管理システム)の「ロジザードZERO」の稼働現場が1800現場を超え、今年3月の毎月継続的に得られる収入のMRRが前年同月比9.8%増の1億4500万円と過去最高となっており、クラウドサービスの売り上げが12億8243万円(前年同期比9.3%増)、開発・導入サービスの売り上げが2億8235万円(同24.0%増)と好調に推移したことが寄与した。

 今2025年6月期業績は、期初予想を据え置き売り上げ22億1400万円(前期比12.0%増)、営業利益4億円(同15.6%増)、経常利益4億円(同15.6%増)、純利益2億8100万円(同11.3%増)と見込んでいる。ただ大幅続伸して着地した3Q利益は、通期予想業績に対して89%~94%の進捗率と目安の75%を上回ったことから期末に掛けて上ぶれ修正期待が高まりそうだ。なお今期配当は、年間18円(前期実績16円)へ連続増配を予定している。

■PER14倍の割安修正で直近急落時の窓埋めから倍返しも期待

 株価は、今期第2四半期の高利益進捗率業績に反応して1331円と急伸し、トランプ関税による世界同時株安に巻き込まれて年初来安値1082円と売られた。同安値は売られ過ぎとしてリバウンドし「ロジザードZERO」の稼働現場が1800現場超となったことを手掛かりに年初来高値1401円まで買い進まれ、3Q決算発表とともに窓を開けて1215円まで急落、足元ではこの窓埋め途上にある。PERは14.8倍と割安であり、まず年初来高値1401円を奪回し、直近急落時の倍返しの1513円へのチャレンジも期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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