
■健康管理と透明性あるサプライチェーンで市場拡大
アークランズ<9842>(東証プライム)は6月6日、ペッツファーストホールディングスの全株式取得を完了したと発表した。これにより同社は完全子会社となり、約2兆円規模の国内ペット市場でのシェア拡大を目指す。
取得の目的は、アークランズが運営するペット専門店「NICO PET」とペッツファーストHDの「P’s-first」の強みを融合させることにある。「NICO PET」はホームセンター内出店による集客力と多様なペット用品・サービスが特徴で、「P’s-first」は健康管理と透明性のあるサプライチェーンを強みとする。両社のノウハウを活用し、ペット販売からアフターサポートまでの総合的な事業展開を強化する。
今後の展開として、ホームセンター内への「P’s-first」出店やサブスクリプションサービスの導入を計画。さらに動物病院やトリミングサロンなどの施設を相互活用し、金融サービスと組み合わせた顧客サポート体制を整える。これによりペット業界の健全化を牽引し、新たなスタンダードの構築を目指す方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)