共栄セキュリティーサービス、常総警備を子会社化、全株式5億7100万円で取得
- 2025/6/10 08:06
- IR企業情報

■茨城拠点に拡大、人的警備強化へ布石
共栄セキュリティーサービス<7058>(東証スタンダード)は6月9日、常総警備保障の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。人的警備業を中核とする同社グループは、交渉力強化と人材確保を目的に、積極的なM&A戦略を推進しており、茨城県を拠点とする常総警備保障の買収により、事業エリアの拡大と地域連携の強化を図る。
常総警備保障は1981年設立、資本金7000万円で、つくば市に本社を構え、従業員は約80名。施設警備や交通誘導警備を展開し、「安心を提供する会社」を目指してきた。過去3年間の業績では、売上高は減少傾向にあるものの、黒字を維持しており、堅実な経営を続けている。今回の子会社化により、共栄セキュリティーグループの連結子会社との協業が進み、収益機会の増加が期待される。
取得対象は常総警備保障の普通株式14万株で、取得価額は概算で5億7100万円。全株式を國府田佐代子氏らから譲り受ける形で、同日に取締役会決議、契約締結、譲渡実行までが完了した。今後の業績への影響については精査中であり、開示すべき事項が判明次第、速やかに報告する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)