川崎重工が上場来高値に向け出直る、「NATO、防衛費5%目標で合意へ」など材料視

■6年後の売上高4割増方針の報道も伝えられ期待再燃

 川崎重工業<7012>(東証プライム)は6月25日、出直りを強めて始まり、取引開始後は4%高の1万845円(395円高)まで上げ、3週間前につけた上場来の高値1万1015円に向けて上値を追っている。「NATO、防衛費5%目標で合意へ、首脳会議、24日開幕」(時事ドットコム6月23日23時35分)と伝えられ、日本の防衛予算も増額の外堀が埋められる様子となってきた上、「31年3月期に売上高4割増、防衛装備・北米四輪がけん引」(日経電子版6月24日12:00)と伝えられ、買い先行となっている。

 「売上高4割増」の方針については、2031年3月期に25年3月期(2兆1293億円)の1.4倍の3兆円に伸ばす方針、と伝えられた。防衛受注の拡大につとめ採算改善にも取り組むとし、防衛関連事業への注力姿勢が注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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