東名、期末配当を4円増額、年間配当19円に上方修正

■通期業績の達成見通し踏まえ配当水準を見直し

 東名<4439>(東証プライム)は7月22日、2025年8月31日を基準日とする期末配当予想について、1株当たり8円から12円に増配すると発表した。これにより、2025年8月期の年間配当金は19円となる見込みで、前回予想の15円から4円の上積みとなる。今回の修正は、業績見通しの達成が視野に入ったことに伴うもので、株主還元の強化を反映した内容となっている。

 同社は、株主への利益配分を経営の重要方針と位置づけており、財務状況や業績の進捗を踏まえて適切な配当を行う姿勢を示してきた。2025年8月期の好調な業績見通しに基づき、従来の予想を上回る配当水準を提示したことで、株主価値の一層の向上を目指す構えである。なお、前期の年間配当金は株式分割後換算で14円だった。

 今回の配当予想には、2025年9月1日付で実施予定の株式分割(1株を2株に分割)前の配当水準が用いられている。将来的な実配当額は市場環境や業績推移により変動する可能性があるとし、同社は今後も適時適切に情報開示を行っていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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