みずほFGが2008年以来の高値に進む、長期金利1.6%に乗り強含む、大手銀行株はそろって高い

■みずほFGの信用売り残が相対的に最も多く値動き強い要因の見方

 みずほFG(みずほフィナンシャルグループ)<8411>(東証プライム)は7月24日、4%高の4590円(190円高)まで上げて約4か月ぶりに年初来の高値を更新し、後場も強い値動きで2008年以来の4500円台に進んでいる。金利上昇が追い風になる銘柄で、長期金利の指標となっている10年国債・新発債の利回りが債券市場で前場1.600%(0.010%高)に乗り、ここ数日上昇傾向のため買い材料視されている。日米関税交渉が決着したため日銀が動きやすくなったとされ、金利上昇観測をアト押ししているようだ。

 三井住友FG<8316>(東証プライム)、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)も続伸基調だが、年初来の高値はまだ更新していない。みずほFGの強さが目立っている。一因として、信用取引倍率が最も低く、信用売り残が相対的に最も多いため、先々買い戻す場合の買い注文の余力が大きいことなどがあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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