KDDI、高輪ゲートウェイシティで未来都市実験を開始、最先端技術で個々人に最適化された街体験を実現
- 2025/7/24 17:03
- プレスリリース

■働く人の生産性向上と効率的な街運営を支援
KDDI<9433>(東証プライム)は7月24日、JR東日本<9020>(東証プライム)やローソンなどと連携し、「TAKANAWA GATEWAY CITY」において、街の来訪者や就労者の体験価値を向上させるための「未来への実験」を開始したと発表した。今回の実験では、デジタルツインプラットフォームを活用し、趣味嗜好に合わせた情報配信や商品提供を実現する「ハイパー・パーソナル体験」、働きやすさや生産性を高める「ハイパー・パフォーマンス体験」の提供が行われる。
「街に訪れる人」向けには、改札通過時に好みに応じた情報を配信するアプリや、AI分析に基づく商品の自動配送ロボットなどを展開し、個々の状況に応じたサービスで街への関与を促す。また、「街で働く人」に対しては、スマホレジによる無人決済やロボット配送、共創空間の整備、混雑度や会議室利用状況を可視化するシステム、健康支援施策などにより、多様な働き方や自律的な健康行動を支援する仕組みを整えた。
さらに、街の運営者や事業者に対しては、イベント時の人流シミュレーションや生成AIによる改善提案、属性データに基づいたアンケート分析を可能とするデータダッシュボードを提供することで、来街者への最適な施策立案を支援する。今後は、約1万3千人のKDDIグループ社員をモデルに実験を進め、得られた知見を他地域へと展開していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)