ソニー、約680億円でバンダイナムコ株取得、戦略提携を発表、ゲーム・アニメ・音楽領域を越えた協業へ
- 2025/7/25 07:49
- IR企業情報

■IPファンとの結びつき強化と体験価値の創出を共同で推進
ソニーグループ<6758>(東証プライム)は7月24日、バンダイナムコホールディングス<7832>(東証プライム)との間で戦略的な業務提携契約を締結したと発表した。あわせて、ソニーはバンダイナムコの既存株主から同社株式1,600万株を約680億円で取得することに合意し、発行済株式総数の約2.5%を保有することとなる。
同提携では、アニメやマンガをはじめとするIP(知的財産)領域において、世界中のファンとのエンゲージメント強化やコミュニティ拡大を目指す。また、共同開発やプロモーション、映像制作・配信、マーチャンダイジング、体験型エンタメなど多岐にわたる分野で協業を進める方針を示した。加えて、技術開発やクリエイター支援、ファン参加型施策なども検討されている。
両社はこれまでもゲームや音楽、アニメ分野で連携実績がある。今回の資本提携と業務協業により、両社の強みを活かした新たな価値創出が期待されている。バンダイナムコは「IP軸戦略」の深化、ソニーは「Creative Entertainment Vision」の実現に向け、IP価値最大化を推進する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)