
■世界GMV326億米ドルの成長市場で先行者優位を狙う
フルッタフルッタ<2586>(東証グロース)は7月30日、売れるネット広告社<9235>(東証グロース)と連結子会社の株式会社売れる越境EC社を通じて『TikTok Shop運営代行サービス』を正式契約し、『TikTok Shop運営プロジェクト』を開始したと発表した。目的は国内『TikTok Shop』におけるアサイー関連商品の売上拡大と日常定着化、国内アサイー市場での同社シェア拡大にある。上場企業同士の信頼と専門性を背景に、SNSマーケティングの最適化運用で先行者優位を確保し、売上と利益の成長カーブ創出を目指す。『TikTok Shop』は2024年に世界GMV約326億米ドル(推定5兆円超)を達成し、国内市場は2025年3000億円、2026年1兆円超へ拡大すると試算されている(売れるネット広告社グループ試算)。
同取り組みの中核は「アサイー×Z世代」の戦略提携にある。(1)ライブ&ショッパブル動画を起点に商品開発段階から「動画映え」「瞬間購買率」を計算した“TikTok First”処方を共同開発、(2)同社のSKUラインと売れるネット広告社グループのAIクリエイティブ自動生成を掛け合わせ、プロトタイプ→ライブ販売→リピート施策までを短期間で実装、(3)多数のZ世代インフルエンサーと連動しローンチ初月からフォロワー基盤と角度の高い取扱高拡大を狙う、(4)同グループのAIツールで『TikTok Shop』ダッシュボードのデータを高速解析し、広告運用とクリエイティブ改善のインサイトをリアルタイムで得る――という設計だ。「パイオニアブランド」×「TikTok Shop最先端運用」によるスケールモデルの実証を掲げる。
相手先の売れるネット広告社グループは福岡市に本社を置き、D2C向けデジタルマーケティング支援を展開。2010年1月20日設立、東証グロース上場(証券コード9235)。累計1400社超の支援で培った「最強の売れるノウハウ®」と、Douyin(中国版TikTok)を活用したライブコマースの実績を越境ECにも活用する。連結子会社の株式会社売れる越境EC社は越境EC支援を担う。なお同取り組みが同社業績に与える影響は軽微と見込む。今後、進捗に応じて業績に重大な影響が判明し公表すべき事項が生じた場合は速やかに開示する方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)