TISとインテックが2026年合併へ、新社名は「TISI株式会社」

■システムインテグレーション大手2社が統合、経営基盤強化目指す

 TISインテックグループのTIS<3626>(東証プライム)は7月30日、完全子会社のインテックを吸収合併する基本方針を決定し、商号を「TISI株式会社」へ変更するとともに、監査等委員会設置会社へ移行することを発表した。合併はTISを合併存続会社、インテックを合併消滅会社とする方式。効力発生日は2026年7月1日(予定)で、合併契約の締結日は2025年10月31日(予定)としている。商号変更および監査等委員会設置会社への移行も同日を予定し、いずれも2026年6月下旬開催予定の第18期定時株主総会での定款変更承認を条件とする。

 同社グループを取り巻く経営環境の変化を踏まえ、長期経営方針「グループビジョン2032」の早期かつ確実な実現を目的に、中核会社であるTISとインテックを1社に統合し、より強固な経営・事業基盤の構築を図る。吸収合併により、顧客・社会との価値交換性の向上、テクノロジーおよび先鋭人材への戦略的投資、経営資源の最適配置、ならびに中核拠点の提供価値向上を推進し、企業価値の一段の向上を目指す。新商号「TISI」は両社の歴史を尊重しつつ、システム/サービスインテグレーションの磨き上げとテクノロジー&イノベーションの追求姿勢を示すものと位置づける。

 今後は本基本方針にもとづき、吸収合併に向けた詳細検討と必要な準備を開始する。主要マイルストーンは、2025年10月31日の合併契約締結(予定)、2026年6月下旬の第18期定時株主総会での定款変更承認(商号変更・移行の条件)、2026年7月1日の合併効力発生日・商号変更日・監査等委員会設置会社への移行日(いずれも予定)となる。詳細は決定次第、速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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