シナネンHD、「シナネンあかりの森プロジェクト」が青葉組の自然資本共創プログラムaobaへの支援を開始

■自然資本再生を目指し豊かな森を“創り”“育てる”

 シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)の子会社で、エネルギーソリューションを提供するシナネン(東京都品川区)は、「シナネンあかりの森プロジェクト」の一環として、青葉組株式会社(東京都千代田区)と「自然資本共創プログラムaoba」の契約を締結し、青葉組が管理する栃木県足利市の土地(9,500㎡)を「シナネンあかりの森」とし、自然資本を育む森づくりへの支援を開始した。

■自然資本共創プログラムaobaについて

 森林は適切に育成・管理され、間伐や収穫を経て木材として活用されることで、自然と経済の両面において循環が保たれていた。しかし、戦後の木材不足に対応する拡大造林政策によって人工林が国土の約4割(約1,000万ヘクタール)まで拡がり、その多くが伐採適期を迎える。しかし、林業従事者の人材不足、特に植林・育林の携わる人材不足が顕著であり、伐採の進行に対して植林が追いつかず、森林再生の遅れという深刻な課題が生じている。

 このような状況を受け、青葉組は「自然資本の再生」に特化した専門企業として、森林の健全な循環を取り戻すために、「植林・育林」に重点を置いた取り組みを推進している。現在、栃木・新潟・茨城で森づくりを展開しており、持続可能な森林環境の構築に向けて、地域社会と連携しながら積極的に活動を行っている。

 「シナネンあかりの森プロジェクト」は、環境に優しいエネルギーの普及と生態系保護を通じて豊かな自然環境を残すとともに脱炭素社会の実現に貢献することを趣旨としていることから、青葉組が展開する森づくりのコンセプトに共鳴。このたび「自然資本共創プログラムaoba」の契約を締結し、共同で森づくりを推進していくことになった。現在、青葉組が管理する栃木県足利市の土地を支援地として、「シナネンあかりの森」と名付け、森づくりを実施するとしている。

■支援地について

所在地:栃木県足利市
面積:9,500㎡
名称:シナネンあかりの森
作業開始年:2025年8月1日
完了予定年:2055年7月31日

 今後シナネンは、青葉組と連携し、「シナネンあかりの森」における植樹活動に向け、現地調査および森林設計を実施、将来的に支援エリアでの植樹に備えて、どんぐり等を活用した郷土樹種の育苗にも着手する。また、青葉組がこれまで培ってきた森づくりに関する知見を活かし、「シナネンあかりの森」の成長過程を継続的に見守りながら、同様の取り組みを他地域にも展開する予定である。これにより、自然資本の再生を通じ生物多様性や地域社会の環境保全への貢献を一層強化していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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