日立・東武鉄道など4社が連携、ホテル業界の労働力不足解消へ、国内初の生体認証チェックイン開始

■チェックイン時間最大70%短縮、混雑緩和と待機列解消を実現

 日立製作所<6501>(東証プライム)、東武鉄道<9001>(東証プライム)、日本NCRビジネスソリューション、東武ホテルマネジメントの4社は8月5日、生体認証サービス「SAKULaLa(サクララ)」を活用し、省人化とホスピタリティの両立を図るホテル向けの新サービスを開始したと発表した。第一弾として、宇都宮東武ホテルグランデに国内初となる「指をかざすだけ」でチェックイン・決済が可能なセルフチェックイン機を導入し、サービス提供を開始した。予約番号の入力などが不要で、従来方式と比べ最大70%の時間短縮が実現される見込みである。

 今回導入されたチェックイン機は、NCRの既存機器に指静脈認証装置とソフトウェアを追加することで対応可能となり、簡便な運用が可能となっている。将来的には、ホテル内の客室やレストラン、フィットネス施設への展開も視野に入れており、利用者が「手ぶら」で施設を利用できる環境の実現を目指す。スタッフ側は、SAKULaLaを通じて利用履歴や嗜好情報にアクセスできるようになり、新人でもきめ細やかな接客が可能となる。

 背景には、新型コロナウイルス後の人手不足や宿泊需要の回復といった業界の構造的課題がある。政府が掲げる「2030年に訪日外国人観光客6,000万人」の目標に向け、ホテルの新設が進む中、サービス品質の維持と混雑緩和が喫緊の課題となっている。今後4社は、5年で1,000カ所以上への導入を目標に、ホテル業界全体への展開を進めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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