【株式市場】日経平均は264円高、四半期決算発表に一喜一憂だが前場の上げ幅を保ち3日続伸

◆日経平均は4万1059円15銭(264円29銭高)、TOPIXは2987.92ポイント(21.35ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は23億8244万株

 8月7日(木)後場の東京株式市場は、前引け後に四半期決算を発表したアサヒグループHD<2502>(東証プライム)が軟化した一方、正午に四半期決算を発表したソニーグループ<6758>(東証プライム)は一段高で始まり、13時に発表した神戸製鋼<5406>(東証プライム)やSUBARU<7270>(東証プライム)も上げ、三井化学<4183>(東証プライム)は急伸など、好決算株に目先資金が集中する相場になった。トヨタ<7203>(東証プライム)は14時の発表後に軟化。日経平均は13時過ぎまで305円高(4万1100円)前後で推移したが、決算発表が集中する相場ではトヨタの発表が終わると期待がヤマを越すとの見方もあり、大引けは3日続伸だが伸び悩み気味だった。

 後場は、日本触媒<4114>(東証プライム)が13時の四半期決算発表を受けて一段高となり、日本農薬<4997>(東証プライム)は14時の発表を受けて一段高。協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は一段と上げてストップ高となり好決算への期待に加えNTTドコモの契約手数料値上げも好感の様子。ラストワンマイル<9252>(東証グロース)は水不足が広がれば宅配水事業に追い風の見方で一段高。博展<2173>(東証グロース)も一段高となり前引け後に発表した四半期決算を好感。

 東証プライム市場の出来高概算は23億8244万株(前引けは11億3781万株)、売買代金は5兆6929億円(同2兆6061億円)。プライム上場1623銘柄のうち、値上がり銘柄数は1021(前引けは1163)銘柄、値下がり銘柄数は544(同405)銘柄。

 東証33業種別指数は28業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、倉庫運輸、銀行、証券商品先物、その他製品、保険、情報通信、鉄鋼、陸運、非鉄金属、化学、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る