【株式市場】日経平均、初の4万3000円台突破、米株高と半導体株上昇が後押し
- 2025/8/13 09:18
- 今日のマーケット

■米株主要3指数が大幅高、東京市場も買い優勢で寄り付く
日経平均株価は8月13日、前日比372円74銭高の4万3090円91銭で取引を開始し、史上初の4万3000円台に到達した。12日に付けた取引時間中の最高値を更新し、6日続伸となった。前日の米株市場でNYダウやNASDAQなど主要3指数が大幅上昇し、投資家心理を押し上げた。特に半導体株指数SOXが2.99%上昇し、東京市場でも半導体関連株の買いを後押しした。
米国市場での上昇に加え、国内では4~6月期決算発表が相次ぎ、好業績銘柄への物色意欲が強まった。これらが株価の下支え要因となった。一方で、日経平均は直近5日間で2400円超の上昇を記録しており、高値警戒感も強まっており、寄り付き後は利益確定売りもみられ、相場はもみ合いとなった。
朝の東京外国為替市場では、1ドル=147円77銭前後と前日比48銭のドル安・円高水準で推移した。背景には7月米消費者物価指数(CPI)を受けた9月利下げ観測の強まりや、米金融当局への信頼低下がある。為替の円高基調は東京市場で輸出関連株の買いを抑制する要因ともなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)