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メタリアルグループのロゼッタ、手術ロボ価格戦略を支援するAIエージェント「Metareal RP」の提供開始
- 2025/8/22 07:30
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■原価と臨床アウトカムを統合、価格改定の影響を即時算出
メタリアル<6182>(東証グロース)グループのロゼッタは8月21日、手術ロボットの価格戦略と医療財政への影響を同時にシミュレーションできるAIエージェント「Metareal ロボプライス(Metareal RP)」の提供を開始した。同ツールは原価データと臨床QALY(質調整生存年)を統合し、価格改定が償還維持や販売台数の成長速度に及ぼす影響を即座に算出することが可能である。従来、価格決定は競合との横並び比較に依存してきたが、Metareal RPは臨床価値と価格を直接結びつける初の仕組みとして開発された。
同サービスの特徴は三点である。第一にQALYに基づく価格レンジの算出、第二に価格改定後の償還制度内での位置づけの自動予測、第三に市場浸透スピードを示す台数成長シミュレーションである。対象利用者は医療ロボットメーカーの経営層や市場アクセス部門の責任者を想定し、グローバル市場における戦略最適化や利益・市場シェア拡大の根拠提供を狙う。開発背景には、これまで価格改定による医療財政への影響を精緻に評価できず、導入スピードや利益最大化の機会を逃してきた市場課題がある。
さらに同社は「Metareal DD」を皮切りに、業界ごとに特化した生成AIシリーズの展開を進めている。特徴は、汎用性よりも専門性を重視し、6000社・2000分野の実績に基づくノウハウを活用する点にある。また、複数の大規模言語モデルを協調させる「Metareal Agents」や、北米・東南アジアでの知見を取り入れる開発体制も強みとしている。ロゼッタは「現場で使えるAI」を最速で実現するコンサルティングを武器に、翻訳AIをはじめとする多様な分野での開発実績を積み重ねており、今後も産業特化型の生成AI導入支援を加速させる方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)