SBIホールディングス、東北銀行と戦略的資本業務提携を締結、地域創生に向け金融連携強化
- 2025/8/22 08:22
- IR企業情報

■SBI証券やマネープラザを通じた商品提供で協力拡大
SBIホールディングス<8473>(東証プライム)は8月21日、東北銀行<8349>(東証スタンダード)との間で戦略的資本業務提携に関する合意書を締結したと発表した。同提携は、地域金融機関との共創を通じて地方創生に貢献することを目的としており、これまでのSBI証券による金融商品仲介業サービスでの協業を発展させ、東北銀行の経営基盤強化やサービス高度化を支援することを狙いとしている。両社は経営の独立性を尊重しつつ、連携強化によるオープン・イノベーションの推進と、地元企業や地域住民の資産形成支援を通じた持続可能な社会実現を目指す。
提携内容には、SBI証券およびSBIマネープラザとの共同店舗運営による金融商品提供、東北銀行の収益力強化に向けた運用資産の一部委託、SBIグループ投資先企業のテクノロジー提供による地元企業のDX支援、スマホアプリ導入など同行のDX推進が含まれる。また、両社は資本性資金やローンを通じて地域企業を支援する共同ファンド設立も検討し、地域の持続的なビジネスモデル構築を後押しする方針である。
資本提携の一環として、SBIホールディングスの子会社であるSBI地銀ホールディングスが東北銀行の発行済株式総数の2.95%を上限に株式を取得し、東北銀行は1億円を上限にSBIホールディングス株式を取得する予定である。取得時期や方法は未定であり、新株発行は予定されていない。なお、今回の提携によるSBIホールディングス連結業績への影響は軽微と見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)