マーチャント・バンカーズは25年10月期3Q累計大幅営業・経常増益、不動産物件の売却が牽引

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は9月12日に25年10月期第3四半期累計連結業績を発表した。不動産物件の売却が進み大幅営業・経常増益だった。そして通期の大幅営業・経常増益予想を据え置いた。10億円体制を構築した安定的家賃収入をベースとして、賃貸用不動産の取得・売却を積極的に行う方針だ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は安値圏に回帰して軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■25年10月期3Q累計大幅営業・経常増益、通期大幅営業・経常増益予想

 25年10月期第3四半期累計(24年11月~25年7月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.9%増の23億02百万円、営業利益が61.5%増の2億30百万円、経常利益が6.2倍の38百万円だった。親会社株主帰属四半期純利益は前期計上の特別利益(関係会社株式売却益90百万円)が剥落して71.8%減の25百万円だった。

 不動産物件の売却が進み大幅営業・経常増益だった。不動産売却は4物件(札幌市中央区、東京都練馬区、東京都大田区、大阪府和泉市)合計で売上高15億31百万円、営業利益1億83百万円)だった。一方で1物件(東京都杉並区、取得経費26百万円)を取得した。また売上高のうち、保有不動産物件(販売用不動産を除く)の賃貸収入による売上高は6億77百万円だった。なお営業外費用では株式交付費38百万円、株主優待引当金繰入額13百万円を計上した。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億75百万円で営業利益が40百万円、第2四半期は売上高が10億52百万円で営業利益が64百万円、第3四半期は売上高が6億75百万円で営業利益が1億26百万円だった。

 通期連結業績予想は期初計画を据え置いて売上高が前期比3.5%増の46億円、営業利益が84.0%増の6億円、経常利益が152.5%増の2億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が9.9%増の2億円としている。配当予想は前期と同額の2円(期末一括)としている。予想配当性向は29.3%となる。

 10億円体制を構築した安定的家賃収入をベースとして、賃貸用不動産の取得・売却を積極的に行う方針だ。第3四半期累計の進捗率は低水準(売上高50.0%、営業利益38.3%、経常利益15.2%、親会社株主帰属当期純利益12.5%)の形だが、第4四半期はすでに2物件(名古屋市中区、川崎市多摩区)の売却により売上高8億14百万円、営業利益70百万円を確保している。また不動産以外の案件投資への取り組みも強化する。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は安値圏に回帰して軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。9月12日の終値は269円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円83銭で算出)は約39倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS142円71銭で算出)は約1.9倍、そして時価総額は約86億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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