【株式市場】日経平均は124円高、最高値を3日連続更新、新規上場のオリオンビールは一時公開価格の2.7倍に
- 2025/9/25 16:13
- 今日のマーケット

◆日経平均は4万5754円93銭(124円62銭高)、TOPIXは3185.35ポイント(14.90ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億2928万株
9月25日(木)後場の東京株式市場は、引き続き円安や銅の国際相場急伸などを受けて非鉄金属株が活況高となり、三井金<5706>(東証プライム)やJX金属<5016>(東証プライム)などが一段と上げ、アルコニックス<3036>(東証プライム)も一段と強い値動きになった。高島屋<8233>(東証プライム)も一段と上げ旧・村上ファンド系投資会社による保有拡大など材料視。ソフトバンクG<9984>(東証プライム)も一段と上げ投資事業での人員合理化など好感。一方、重工株やJR各社は重くなった。日経平均は70円高(4万5700円)を挟んで高下し、14時頃に一時小安くなったが持ち直して4万5700円台を回復、終値で3日連続最高値を更新した。
後場は、佐藤商事<8065>(東証プライム)が一段と上げ銅の高騰や円安など好感。ネクストウェア<4814>(東証スタンダード)は自動自律型ドローン点検技術の実地検証が好感されて後場寄りから急伸しストップ高。北川精機<6327>(東証スタンダード)も一段と上げ銅積層板など手がけるため銅の国際相場急伸など好感。メドレックス<4586>(東証グロース)は「リドカイン」テープ剤の米国での承認取得が好感され大引けまで買い気配のままストップ高。ビジュアル・プロセッシング<334A>(東証グロース)は後場一段と上げ、類似業態でこの日新上場のGMOコマース(下段参照)の好発進を受け比較感の見方。STG<5858>(東証グロース)は正午に発表したマレーシア企業の子会社化が好感されて後場急伸。
25日新規上場のオリオンビール<409A>(東証プライム)は後場の中盤まで買い気配のまま値がつかず、14時を過ぎて1863円(公開価格の2.2倍)で初値をつけた。その後。その後2262円(同2.7倍)まで上げて大引けは1950円となった。もう1銘柄、GMOコマース<410A>(東証グロース)は、前引け間際に2131円(公開価格1180円の81%高)で初値をつけ、直後に2249円まで上げたがその後は次第に値を消して大引けは1772円だった。
東証プライム市場の出来高概算は19億2928万株(前引けは7億9711万株)、売買代金は5兆7637億円(同2兆5736億円)。プライム上場1618銘柄のうち、値上がり銘柄数は1030(前引けは922)銘柄、値下がり銘柄数は513(同602)銘柄。
東証33業種別指数は25業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、石油石炭、電力ガス、サービス、その他金融、鉱業、銀行、証券商品先物、輸送医用機器、情報通信、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)