鉄建建設、山岳トンネル遠隔監視システムを開発、工程管理と安全強化を両立

■作業別ガントチャート自動生成と危険エリア警報を導入

 鉄建建設<1815>(東証プライム)は9月26日、山岳トンネル工事現場向けにAI技術を活用した遠隔監視システムを開発したと発表した。開発されたのは「作業別ガントチャート自動作成システム」と「切羽危険エリア侵入自動警報発報システム」の2種類である。これらは工事現場における工程管理の効率化と作業員の安全確保を目的としており、生産性向上と安全管理の高度化を同時に実現することを狙う。

 背景には、山岳トンネル工事において進捗状況をリアルタイムに把握することの重要性がある。従来は人力での記録や監視に依存していたが、人員不足や負担増により省力化と自動化が求められていた。特に切羽付近の危険エリアでは目視監視に限界があり、ヒューマンエラー防止に向けた確実な管理体制が課題とされてきた。鉄建建設はこれらの課題解決を目指し、AIによる画像解析技術を用いて新システムを開発した。

 「作業別ガントチャート自動作成システム」はWebカメラ映像を解析し、作業種別ごとの時間帯を自動判別することで工程表や円グラフをリアルタイム生成する。一方、「切羽危険エリア侵入自動警報発報システム」は映像内の動きを検知し、危険区域への侵入を即時に警報発報する仕組みである。遠隔で危険エリアを設定可能とし、柔軟な管理も可能とした。同社は今後、山岳トンネル以外の土木工事現場への展開も視野に入れ、AIを活用した建設DXを推進していく考えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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