Synspective、7機目の小型SAR衛星打ち上げ成功、通信試験も正常に確認

■Rocket Labと連携し衛星軌道投入

 Synspective<290A>(東証グロース)は10月15日8時30分、同社7機目となる小型SAR衛星「StriX」シリーズの打ち上げが成功したと発表した。米国Rocket Lab社のElectronロケットによって、ニュージーランドのマヒア半島の発射場から打ち上げられ、日本時間1時33分に軌道投入とアンテナの展開が完了。通信試験も正常に機能し、制御が可能であることを確認した。

 同衛星は、今後数カ月をかけて観測機能やデータ取得能力などの技術検証を進める計画である。同社が進める小型SAR衛星コンステレーション構築の一環として、これまでに打ち上げた6機とあわせ、高頻度かつ高精度な地球観測データの提供体制を強化する。また、同プロジェクトは、すでに開示済みの2025年12月期通期業績予想に織り込まれており、収益面への影響は想定済みとした。

 同社は、必要が生じた際には速やかに開示するとしており、衛星データの活用による新たな事業展開やサービス高度化の動向が注目される。衛星打ち上げ成功の詳細は、10月15日付でホームページにも掲載されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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