ジェリービーンズG、韓国MANO FAMILYと戦略提携、体験型マーケティングで新市場開拓へ

■体験型マーケティングと越境ECを柱に、デジタル×エンタメ融合を加速

 ジェリービーンズグループ<3070>(東証グロース)は10月28日、韓国ソウルの次世代型イベントプロデュース企業・MANO FAMILY(代表取締役:イ・ヒョンミン)と戦略的パートナーシップを締結すると発表した。両社は非拘束的了解覚書(MOU)を交わし、ファッション・ライフスタイル事業の成長と国際的シナジー拡大を目的に、体験型マーケティングや越境ECを軸とした新たな事業モデルの構築を進める方針である。MANO FAMILYは人気アーティストやインフルエンサーを活用したイベント運営で注目される韓国企業で、同提携によりジェリービーンズグループはエンターテインメントとデジタルを融合した顧客体験価値の創出を目指す。

 提携内容は4領域に及び、(1)体験型マーケティングおよびイベント戦略の共同企画・実行、(2)越境ECおよびライブコマースによる販売戦略の推進、(3)SNSを活用した日韓デジタルマーケティング戦略の立案・運営、(4)両国トレンドを反映した商品企画・ブランド戦略の共同検討が挙げられる。特に、MANO社の累積5000回を超えるライブコマース運営実績やクロマキースタジオ設備を活用し、高品質なデジタルコンテンツの制作・配信を強化する構想だ。若年層を中心にショートフォーム動画での情報発信力を高め、ブランド認知度と販売機会を拡大する。

 両社の協働により、ジェリービーンズグループは日韓市場での新規成長モデル確立を目指す。ライブコマースのノウハウ取得、SNSプロモーションの高度化、ファッションアイテム特化型戦略の強化などを通じて、持続的な企業価値向上と国際競争力の拡大を図る方針である。今後の業績への影響は精査中とされるが、適時開示の必要が生じた場合には速やかに公表する予定としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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