【株式市場】日経平均914円安、4日ぶり大幅反落、過熱感警戒で利益確定売り優勢

■最高値圏での過熱感から利益確定の動き、後場は人気銘柄に売り

 11月4日、日経平均株価の大引けは914円14銭安の5万1497円20銭と4日ぶりに大幅反落した。TOPIXも21.69ポイント安の3310.14となり、ともに取引時間中の安値で取引を終えた。日経平均は一時プラス圏となったものの、短期的な過熱感への警戒や高値圏での利益確定売りが優勢となり、上昇は続かなかった。東証プライム市場の売買代金は8兆7044億円と高水準だった。

 指数へのマイナス寄与度では、ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)が384円超の押し下げで最大となり、アドバンテスト<6857>(東証プライム)、ファーストリテイリング<9983>(東証プライム)、TDK<6762>(東証プライム)、リクルートホールディングス<6098>(東証プライム)が続いた。一方、プラス寄与では東京エレクトロン<8035>(東証プライム)が61円超押し上げ、ファナック<6954>(東証プライム)、レーザーテック<6920>(東証プライム)、ネクソン<3659>(東証プライム)、アステラス製薬<4503>(東証プライム)が上位に並んだ。

 個別銘柄では、ブレインパッド<3655>(東証プライム)(23.85%増)、住友ファーマ<4506>(東証プライム)(23.75%増)などが値上がり率上位となった。一方、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)(20.05%安)、SCREENホールディングス<7735>(東証プライム)(12.43%安)が値下がり率上位に並んだ。出来高トップはジャパンディスプレイ<6740>(東証プライム)で3億6653万株、次いでNTT<9432>(東証プライム)、東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)となった。全体では1611銘柄中、値上がり850銘柄、値下がり715銘柄と、売り買いが交錯する展開だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る