IIJとソニーセミコンダクタソリューションズ、スマート農業合弁会社を設立へ、2026年4月事業開始

■LPWA通信とセンシング技術を融合、収量向上と省力化を支援

 インターネットイニシアティブ(IIJ)<3774>(東証プライム)は11月7日、ソニーグループ<6758>(東証プライム)傘下のソニーセミコンダクタソリューションズと共同で、スマート農業を推進する合弁会社の設立に合意したと発表した。新会社は2026年4月の営業開始を予定し、土壌水分センサーと灌水ナビゲーションサービスを提供する。出資比率はIIJ85%、ソニー11%、その他4%とし、資本金等の総額は559百万円、代表にはIIJの齋藤透氏が就任する予定である。

 背景には、気候変動による異常気象や農業従事者の高齢化・担い手不足がある。農業現場では水管理や作業効率の高度化が求められており、従来の経験則に頼らない新たな技術導入が急務となっている。IIJは2017年からLPWAを活用した水管理センサーやIoTによる農業支援に取り組み、ソニーは高精度センサーとAI分析技術の研究を進めてきた。

 新会社はこれらの技術と現場知見を融合し、施設栽培・露地栽培の双方に向けた水分センサー開発と灌水ナビゲーションを展開する。土壌データの分析に基づき、最適な灌水量とタイミングを提示し、農作物の収量向上と品質改善、さらには持続可能な農業の実現を目指す。経験や慣行に依存しない農地管理を支援し、スマート農業の普及に弾みをつける狙いがある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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