北日本銀行が急騰、今期経常6%増益へ上方修正、年間配当を前期比68円増額、自社株消却で株主還元を強化

■堅調な貸出金利息と有価証券収益で増収増益

 北日本銀行<8551>(東証プライム)は11月12日、2026年3月期第2四半期決算を発表した。連結経常利益は前年同期比3.7%増の30億8700万円となり、貸出金利息や有価証券配当金の増加が寄与した。経常収益は146億6800万円と13%増加し、経常費用の上昇を吸収して堅調に推移した。純利益は法人税負担の増加により7.5%減の20億9700万円だったが、業績は総じて予想を上回った。

 財務面では、総資産が前期末比161億円増の1兆5424億円、純資産は912億円に拡大した。貸出金残高は住宅ローンが支え1兆1030億円、預金残高は公金・金融機関預金の増加で1兆4284億円となった。自己資本比率は5.9%で健全性を維持。有価証券評価差額金の改善により包括利益は前年同期比約5倍の53億円となった。

 併せて通期業績予想を上方修正し、経常利益を従来の47億円から59億円(前期比5.8%増)へ引き上げた。年間配当予想も1株当たり168円(前期比68円増)に増額し、株主還元を強化する方針を示した。さらに、15万株・5億円を上限とする自己株式取得と同数の消却を実施する。業績の着実な回復を背景に、資本効率の改善と株主価値の向上を目指す姿勢が鮮明になった。

■上方修正・増配・自社株取得を好感し急騰

 株価は後場に急伸し、13時19分に前日比410円高の4160円まで上昇、年初来高値を更新した。上方修正と増配、自社株取得・消却の発表を材料に買いが集中。株主還元強化への期待が高まり、PBR0.4倍の割安感も支援要因となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る