エア・ウォーター、垂直ソーラー「VERPA」全国14拠点へ導入、脱炭素化を本格加速

■豪雪地帯にも対応するVERPA、グループ全体で6MW体制へ拡大

 エア・ウォーター<4088>(東証プライム)は11月14日、自社開発の垂直ソーラー発電システム「VERPA(ヴァルパ)」をグループ拠点へ順次導入し、今年度中に全国14カ所へ設置すると発表した。グループ全体のCO2排出量削減を進め、導入事例を公開して見学にも応じる方針である。カーボンニュートラルに向けて同社グループは、自社排出削減の「責務」と社会排出削減への「貢献」の両軸で取り組みを強化しており、2026年度までに太陽光発電導入設備容量10MWの実現を目指している。

 今回の設置は豪雪地帯を含む全国14拠点を対象とし、総発電容量1.3MW、年間約590tのCO2削減効果を見込む。これにより、2025年度の同社グループの太陽光発電容量は合計6MWへ拡大する予定である。VERPAは、豪雪地帯や屋根構造の制約、敷地の狭さなど従来型ソーラー設備の導入が困難な事業所でも設置でき、幅2.5mのスペースがあれば施工可能という利便性を持つ。パネルを地表2m以上に設置する構造により、安全柵が不要で、駐車場や通路など他用途との併用が可能となる点も特徴である。

 さらに、大阪・関西万博で展示された移設可能モデル「VERPA-Mova(ヴァルパ・モバ)」を長野県松本市の「地球の恵みファーム・松本」に設置した。同モデルは杭基礎を必要としない置き基礎方式で、人工地盤やコンクリート構造面でも容易に導入できる利点を持つ。エア・ウォーターグループは、VERPAの普及を通じて地域の生活環境保全と脱炭素化の両立を図り、持続可能なエネルギー利用モデルの確立に寄与していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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