【どう見るこの株】丹青社が連日高値更新、2期連続上方修正で純利益10期ぶり最高益更新へ

どう見るこの株

■期中2回の上方修正で純利益60億円見込み

 丹青社<9743>(東証プライム)は、前日14日に12円高の1654円と続伸して引け、取引時間中に1669円と上値を伸ばす場面もあり、連日の昨年来高値更新となった。決算期末の1月末接近とともに同社の期中に2回増配された期末配当の権利取りが再燃した。1月期決算会社の配当利回りランキングでは、第2位にランクインすることも、買い手掛かりとなっている。また今2026年1月期業績が、これも期中に2回上方修正され、純利益が、10期ぶりに過去最高を大幅更新と見込まれていることも、フォローの材料視されている。

■インバウンド関連事業と大阪関西万博プロジェクトが業績押上げ

 同社の今期配当は、期初予想の年間配当60円(前期実績45円)が、昨年6月に70円、今年1月に72円へ2回増配された。連結配当性向の目標を50%以上とする株主還元策に基づき、期中の2回の今期業績の上方修正とともに、連続増配幅を拡大させ還元策を強化する。

 一方、今2026年1月期業績も、同じく昨年6月、今年1月と2回上方修正され、売り上げ1060億円(前期比15.4%増)、営業利益86億円(同67.7%増)、経常利益86億円(同61.8%増)、純利益60億円(同54.8%増)と連続増収増益幅を伸ばし、純利益は、2016年1月期の過去最高(43億7900万円)の大幅更新が見込まれている。インバウンド関連事業や大阪関西万博関連プロジェクトが堅調に推移し、商業その他施設事業やチェーンストア事業も続伸したことなどが要因となった。

■GC示現で割安修正に弾みをつけインカムゲインとキャピタルゲインの両建て期待

 株価は、昨年6月の1回目の業績上方修正と増配ではストップ高を交え窓を開けて1158円まで急伸し、同9月の第2四半期決算発表時には業績の上方修正がなかったことが響いて1300円まで調整したが、2回目の業績上方修正・増配では再び窓を開けて急伸し、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆した。連日の昨年来高値更新もPER13.0倍と割安で、年間配当利回りも4.35%となお割り負けており、配当権利取りによるインカムゲインとともに、値幅取りのキャピタルゲインも期待でき、権利付き最終売買日の1月28日に向け積極的な両建て対応も一考余地がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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