東レ、世界初160℃耐熱OPPフィルム開発、離型コートレスで高寸法安定性
- 2026/1/26 07:37
- IR企業情報

■IC基板・CFRP向けに用途拡大期待
東レ<3402>(東証プライム)は1月23日、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムとして世界初となる160℃耐熱の新タイプ「トレファン」を開発し、サンプル出荷を開始したと発表した。エンプラに迫る耐熱性を備え、高温環境下でも優れた熱寸法安定性と離型性を両立する点が特長で、IC基板やCFRPプリプレグ成型工程で主流となっているフッ素系高耐熱・離型フィルムの代替用途が見込まれる。
OPPフィルムは包装用途に加え、離型性や低アウトガス性を生かした工業材料としても活用が広がってきた。電子デバイスや軽量モビリティ分野の進展に伴い、製造工程では高温プロセス対応が求められている。同社は従来のOPP高耐熱化技術を深化させ、高耐熱オレフィン樹脂を用いた新たな表面高耐熱化技術と融合。160℃環境下での熱変形量を通常OPPの約10分の1に抑えるとともに、低濡れ性による高い離型性を実現した。
新規高耐熱「トレファン」は離型コートレスかつ低吸湿で、電子デバイス向け高機能樹脂の支持体や熱ラミネート用離型フィルムなど、わずかな汚染や熱シワも許容されない用途に適する。さらに、ドライルーム内加工や真空加工設備での使用など、水分を嫌う工程にも対応可能で、幅広い分野での展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























