ラクオリア創薬、IRAK-M分解誘導剤で日本特許査定、日米欧主要国で初

■子会社ファイメクスの新規複素環化合物、知的財産権を強化

 ラクオリア創薬<4579>(東証グロース)は1月26日、連結子会社ファイメクスが創出したIRAK-Mタンパク質分解誘導剤(複素環化合物)について、日本における特許査定の通知を受領したと発表した。対象は出願番号特願2021-535473に基づく物質特許で、IRAK-Mタンパク質の分解を誘導する複数の新規化合物群を包含する。

 今回特許査定を受けた化合物群には、ファイメクスが前臨床開発を進めているFIM-001が含まれる。本特許はFIM-001およびその周辺化合物を包括的に保護する内容であり、日本における同剤の知的財産権を一段と強化するものとなる。本件は国際出願に基づく各国移行の一環で、中国や韓国など一部の国・地域では既に登録または特許査定を受領しているが、日米欧の主要国の中で特許査定がなされたのは日本が初めてだ。

 IRAK-Mは自然免疫シグナルを負に制御し、がん免疫抑制に関与するタンパク質として知られる。ファイメクスのIRAK-Mタンパク質分解誘導剤は、選択的結合と分解誘導によりがん免疫応答を活性化し、免疫チェックポイント阻害剤に抵抗性を示すモデルを含む複数のがん動物モデルで抗腫瘍効果が確認されている。創薬基盤技術「RaPPIDS」から創出された本化合物群は、今後の開発を通じて中長期的な企業価値向上に寄与するとしている。なお、2026年12月期の連結業績への影響はない。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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