株価反発の時機到来のアールシーコア

■今期業績は売上高、営業利益、経常利益共に過去最高を見込み、配当は2円増配の47円予定

 ログハウスのアールシーコア<7837>(JQS)は13日の引け後、売上を下方修正する一方で、利益を上方修正し、前16年3月期の業績を発表した。

 前16年3月期連結業績の売上高は、当初予想を6億82百万円下回る123億18百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は1億02百万円上回る7億52百万円(同11.1%増)、経常利益は1億11百万円上回る7億41百万円(同8.8%増)、純利益は1億30百万円上回る5億10百万円(同21.0%増)と利益面での上方修正により、当初の増収減益予想から一転、増収増益となった。

 売上が当初予想を下回った要因は、資材の納期の長期化や契約(受注)の計画未達によるもの。利益面については、販管費の抑制により、当初予想を上回った。

 同時に発表された今期17年3月期連結業績は、売上高142億円(前期比15.3%増)、営業利益9億円(同19.5%増)、経常利益8億50百万円(同14.6%増)、純利益5億80百万円(同13.6%増)と2ケタの増収増益を見込む。一株利益は、130円23銭となり、好業績が予想されることから、配当については2円増配の47円を予定している。

 株価は、15年12月25日の高値1,167円から、15年4月11日の年初来安値935円まで下げた後、安値圏で推移している。

 13日の株価960円で算出する株価指標は、PER(予)7.37倍、PBR(実績)0.95倍、配当利回り4.9%となる。

 今期業績予想は、売上高、営業利益、経常利益共に過去最高を見込み、配当利回りは4.9%と高配当でありながら、株価は底値圏で推移している。株価反発の時機到来といえる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  2. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  3. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  4. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  5. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  6. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る