【注目銘柄】日本創発グループはミニゴールデンクロスを示現、今12月期第2四半期営業大幅増益で

注目銘柄

■配当利回り妙味も増す

 日本創発グループ<7814>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。今12月期第2四半期最終黒字転換で、配当利回り妙味も増す銘柄として注目したい。

 同社グループは、純粋持株会社である株式会社日本創発グループとクリエイティブ事業領、工場運営付帯事業、その他関連会社という各事業領域における事業会社から構成されている。同社グループは、グループ各社が専門とする技術及びノウハウと、最新設備を備えたグループインフラにより、クリエイティブニーズを確かなカタチとして提供しているほか、ワンストップで様々なプロフェッショナルサービスを提供できるようグループ間の支援体制を整え、ソリューション営業の強化を図っている。

 今2016年12月期第1四半期から前期にグループ化した株式会社サカモトの業績が加わっているほか、第3四半期において新たに株式会社ソニックジャムをグループ化、本年9月10日効力発生予定の株式交換によりクラウドゲート株式会社をグループ化しデジタルコンテンツ制作の拡充を図る計画で、両社の業績は第4四半期から寄与する見通し。

 8月10日に発表した今2016年12月期第2四半期業績実績は、売上高が170億8100万円(前年同期比4.8%増)、営業利益が6億0400万円(同2.6倍)、経常損益が6億2900万円の黒字(同2億5400万円の赤字)、最終損益が3億8200万円の黒字(同3億2900万円の赤字)に着地。

 通期業績予想は、売上高が350億円(前期比6.5%増)、営業利益が10億円(同86.1%増)、経常利益が9億円(同28倍)、最終損益が6億円の黒字(同4億2800万円の赤字)を見込んでいる。配当予想は24円(第1四半期末6円、第2四半期末6円、第3四半期末6円、期末6円)継続を予定している。

 株価は、6月8日につけた年初来高値638円から7月5日安値568円円まで調整。その後、590円を軸にモミ合っていたが、ミニゴールデンクロスを示現。出直る気配を見せている。今12月第2四半期営業利益は大幅増益着地で年間計画に対する進捗率が60.4%と順調に推移している。今期予想PER11倍台・PBR0.75倍と割安感があり、配当は四半期毎に6円配当予定で約4%の利回りと投資妙味が膨らむ。出遅れ感が顕著で上値追いとなるか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■熱中症予防対策で家電メーカーや家電量販店も注目  今週の当コラムでは、「確トラ」と「もしハリス」…
  2. どう見るこの相場
    ■予想可能性相場は意外とロングランとなる可能性も  「一難去ってまた一難」である。前週7月第3週は…
  3. ■割安な6銘柄が33%上昇!今後も高騰期待株続々浮上  東証の集計によれば、2005年以降、今年7…
  4. ■サマーラリー目前!投資家は今こそ2年スパンで考えるべき  「株価は半年先を予測する」といわれる。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る