【株式市場】7ヵ月ぶりの円安など好感し日経平均は今年2月以来の水準に進む

株式

◆日経平均の終値は1万7672円62銭(297円83銭高)、TOPIXは1400.00ポイント(21.72ポイント高)、出来高概算(東証1部)は25億2766万株

 14日後場の東京株式市場は、円相場が約7ヵ月ぶりの円安になる1ドル107円台に入ったことなどが好感されて海運株が一段ジリ高となり、ブリヂストン<5108>(東1)や住友金属鉱山<5713>(東1)なども上げ、日経平均は一段上値を追いながら14時過ぎに322円54銭高(1万7697円33銭)まで上げて2016年2月2日以来の水準に進んだ。3日続伸。TOPIXは4月28日以来の1400ポイント台を回復し、主な株価指数はそろって高い。

 株価指数が今年新年度(4月)以降の高値を更新したため、野村ホールディングス<8604>(東1)などの証券株や銀行、保険株が軒並み上げ、円安を好感して任天堂<7974>(東1)も高い。オリジナル設計<4642>(東1)は第3四半期の2ケタ増益などが再評価される形で出直りを強め、リンクバル<6046>(東マ)は前週末発表の9月決算が好感されて急伸。細谷火工<4274>(JQS)は防衛力の強化観測などが言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算は25億2766万株(前引けは13億167万株)、売買代金は2兆6449億円(同1兆2401億円)。1部上場1986銘柄のうち、値上がり銘柄数は1622(同1673)銘柄、値下がり銘柄数は295(同254)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、証券・商品先物、ゴム製品、鉱業、保険、不動産、鉄鋼、パルプ・紙、非鉄金属、その他製品、電気機器、などだった。

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