【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】NYダウは3~5月に一旦、高値形成の可能性があります

高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ

 日経平均は昨年12月高値1万7935円(終値ベース)を今年2月12日に更新。三角保ち合いを上放れ、先週末には1万8797円まで上昇しました。これに対して、NYダウは昨年12月高値1万8053ドル(同)を2月20日にクリアし三角保ち合いを上放れましたが、先週末で1万8132ドルと、今ひとつ上昇に弾みがつかないのは、どうしてなのでしょうか?

 まず考えられますのは、ドル高によりグローバル大企業が海外で稼いだ利益をドルに換える時に目減りが避けられず、昨年10~12月期や足元の1~3月期の増益率が鈍化していることが挙げられます。

今一つは、6月か9月にも利上げが行れるのでは……との懸念があるからではないでしょうか。2004年6月に最初の利上げに踏み切った時には、NYダウは4ヵ月前の2月11日に高値をつけた後、10月25日にかけて10%弱下落しました。このケースを参考にしますと、この3~5月のどこかで一旦高値をつけて調整に向かうこともあるかもしれません。

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