【株式市場】材料株や好業績株が強く日経平均は後場堅調に転換して2日続伸

株式

◆日経平均の終値は2万2939円18銭(36円42銭高)、TOPIXは1831.93ポイント(2.85ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億5644万株

チャート6 25日後場の東京株式市場は、今夜のNY株式などがクリスマス休場のため、材料株や好業績株を個別に選別買いする動きが中心になり、中国の家電メーカーとの合弁解消や子会社の吸収合併を前週発表したLIXILグループ<5938>(東1)や、大手証券が目標株価を引き上げたと伝えられたSRAホールディングス<3817>(東1)などが高い。日経平均は後場の取引開始から前日比堅調に転じ、13時過ぎに46円07銭高(2万2948円83銭)まで上げ、大引けも堅調で2日続伸。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は軟調。

 後場は、シスメックス<6869>(東1)が血小板を安定生産する基盤技術などのメガカリオン社(京都市下京区)への出資などが好感されて一段ジリ高の上場来高値更新となり、11月21日上場のサインポスト<3996>(東マ)が引き続き無人レジシステムなどへの評価などとされてストップ高となり上場来高値。カーメイト<7297>(JQS)は「たけしのテレビタックル」で同社の360度撮影ドライブレコーダーが採リ上げられたとされて活況高。

 25日、新規上場となった要興業<6566>(東2・売買単位100株)は9時48分に950円(公開価格750円の27%高)で売買が成立し初値がつき、高値は前場の985円、後場は一進一退となり大引けは960円。

 同じくABホテル<6565>(JQS・売買単位100株)は前場、買い気配のまま初値がつかず、後場、13時23分に公開価格1500円の2倍強の3060円で初値がつき、3760円まで上げて高値引け。

 東証1部の出来高概算は10億5644万株(前引けは5億2675万株)、売買代金は1兆5458億円(同7700億円)。1部上場2064銘柄のうち、値上がり銘柄数は889(同722)銘柄、値下がり銘柄数は1073(同1250)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は23業種(前引けは16業種)となり、値上がり率上位の業種は、金属製品、化学、石油・石炭、鉱業、繊維製品、精密機器、ガラス・土石、などとなった。(HC)

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