【株式市場】日銀の金融政策会合が注目され地銀株などは高いが日経平均は軟調反落

株式

◆日経平均の終値は2万2544円84銭(167円91銭安)、TOPIXは1768.15ポイント(7.61ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億5078万株

チャート9 30日後場の東京株式市場は、北越銀行<8325>(東1)の値上がり率が6%を超えるなど、銀行株とりわけ地銀株が強い動きを見せ、日銀の金融政策決定会合(30~31日)で異次元緩和の副作用に配慮した政策調整への期待が強まった。一方で、日立製作所<6501>(東1)が英国で携わる原子力発電所の建設に関する不透明感から下押し、三菱電機<6503>(東1)は13時過ぎの四半期決算発表を境に下押した。日経平均は163円安(2万2550円)前後で一進一退を続けて反落となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均も安い。

 後場は、椿本チエイン<6371>(東1)が第1四半期の2ケタ増益と業績見通しの増額などを材料に一段とジリ高になり、メディアシーク<4824>(東マ)は7月決算に期待とされて一段高。ユタカ技研<7229>(JQS)は第1四半期決算が材料視されて戻り高値。

 東証1部の出来高概算は14億5078万株(前引けは6億8930万株)。売買代金は2兆2900億円(同9801億円)。1部上場2102銘柄のうち、値上がり銘柄数は908(同816)銘柄、値下がり銘柄数は1124(同1164)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、銀行、鉱業、倉庫・運輸、繊維製品、海運、輸送用機器、鉄鋼、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る