日本金銭機械は急伸13%高、第1四半期が大幅増益になり注目集まる

株式市場 銘柄

■通期見通しは慎重に構えて据え置くが営業利益はすでに6割強を確保

 日本金銭機械<6418>(東1)は3日、急伸して始まり、取引開始後に13%高の1389円(162円高)をつけて年初来の高値を大きく更新した。2日の取引終了後に発表した第1四半期の連結決算(2018年4~6月)が大幅増益となり、営業利益は前年同期の2.2倍の7.43億円、純利益は同3.6倍の8.23億円と急回復。注目されている。

 決算短信によると、北米で、大型減税の効果と思われる活発な買い替え需要があり、既設カジノホールのリニューアル工事を中心に設備投資意欲が旺盛だった。

 3月通期の見通しは期初の数字を継続し、営業利益は前期比12.5%減の12.0億円、純利益は同2.6%減の9.0億円、1株利益は30.36円。欧州で11月にゲーム機に関する基準改定(規制強化)が予定され、国内では風営法の改定が業界に与える影響がいまだ不透明、などを要因とした。ただ、第1四半期で営業利益は通期見通しの6割を確保しただけに、好調さが注目されている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る