寿スピリッツは今期3月期第2四半期業績予想を上方修正

■首都圏での展開強化及びインバウンド対策の強化などの重点施策の取り組みが奏功

 寿スピリッツ<2222>(東1)は25日、今期3月期第2四半期業績予想を上方修正した。

 第2四半期累計期間の業績は、売上面では、首都圏での展開強化及びインバウンド対策の強化などの重点施策の取り組みが奏功し、首都圏をメイン商圏としている「シュクレイ」をはじめ、グループ各社軒並み好調に推移したことにより、期初予想を上回る見込みとなった。また、利益面も、増収効果に加えて、製造稼動が堅調に推移したことなどから売上総利益率が改善した結果、期初予想を上回る見込み。

 その結果、売上高は前回予想を11億87百万円上回る223億87百万円(前回予想比5.6%増)、営業利益は8億19百万円上回る35億19百万円(同30.3%増)、経常利益は8億28百万円上回る35億48百万円(同30.4%増)、純利益は5億28百万円上回る22億68百万円(同30.3%増)となる見込み。

 前年同期比は、売上高22.0%増、営業利益63.6%増、経常利益64.5%増、純利益70.9%増となる。

なお、通期の連結業績予想については、消費税率引き上げに伴う消費マインドの悪化懸念や台風19号被害に伴う影響など、事業環境は厳しさが増す状況が続くものと見込まれるため、期初に掲げた業績予想を据え置いている。

 しかし、進捗率を見ると、売上高49.5%(前期45.0%)、営業利益50.5%(同36.0%)、経常利益50.7%(同35.9%)、純利益49.8%(同33.4%)となっていることから上振れが期待できそう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る