アールシーコアの第3四半期は大幅増収で、赤字幅縮小

■国内のログ生産拠点の拡充は順調に進展

 ログハウスのアールシーコア<7837>(JQS)の第3四半期は、大幅増収となり、赤字幅は縮小した。

 これまでの課題であったログ生産体制は、調達難で遅延していたカナダ材の納品は上期でほぼ完了した。また、国内のログ生産拠点の拡充は順調に進展している。更に、前期1月に子会社の販社が継承した6拠点が本格稼働した。再建計画が順調であることから、大幅増収となり、利益面での改善も進んでいる。

 その結果、第3四半期連結業績(累計)は、売上高125億59百万円(前年同期比46.2%増)、営業利益△1億99百万円(前年同期△7億80百万円)、経常利益△2億02百万円(同△7億80百万円)、純利益△2億23百万円(同△5億36百万円)と大幅増収により、赤字幅が縮小した。


 累計では、まだ赤字であるが、10月~12月の第3四半期連結業績を見ると、売上高44億07百万円、営業利益13百万円、経常利益01百万円、純利益34百万円と黒字化している。

 通期業績予想については、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、20年3月期連結業績予想は、売上高175億円(前期比41.2%増)、営業利益1億円(前期△6億35百万円)、経常利益80百万円(同△6億80百万円)、純利益30百万円(同△5億41百万円)と大幅増収により黒字転換を見込む。

 配当については、前期と同じく年間配当50円(第2四半期25円、期末25円)を予定している。

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