プラマテルズは未定だった通期業績予想を開示、株価は朝安のあと回復

■連結売上高は第1四半期19%減に対し通期は12%減の見通し

プラマテルズ<2714>(JQS)が7月29日に発表した2021年3月期・第1四半期決算(2020年4~6月、連結)は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、主要扱い品目である合成樹脂原料の荷動きが極度に低迷し、売上高は前年同期比19.6%減の121.96億円となり、営業利益は同34.3%減の1.64億円となった。

 営業外では、前年同期に比べ為替差損が増え、前年同期に計上した有価証券売却益の反動減があり、親会社株主に帰属する四半期純利益は同69.0%減の4900万円となった。

 同時に、前期決算発表の段階では未定としていた今期・2021年3月期(通期)の連結業績予想を発表。売上高は前期比12.2%減の520億円、営業利益は同38.2%減の7億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同35.6%減の4億円、1株利益は46円79銭とした。

 30日の株価は底堅く、取引開始後の536円(40円安)を下値に551円(25円安)まで戻して回復傾向となっている。(HC)

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