【株式市場】景気敏感株や電子部品株など強く日経平均は小反落だがTOPIXは続伸

株式

◆日経平均は2万3422円82銭(10円91銭安)、TOPIXは1646.47ポイント(0.72ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億3203万株

 10月7日(水)後場の東京株式市場は、日本郵船<9101>(東1)日本製鉄<5401>(東1)がポンペオ米国務長官の来日による日米貿易活性化期待などで一段ジリ高となり、政府の金融審議会が銀行の出資規制緩和を議論と伝えられ、みずほFG<8411>(東1)などが14時過ぎから次第高。日経平均は大引けは小幅安で3日ぶりに反落。一方、TOPIXは小高くなり3日続伸。東証マザーズ指数は3日続伸し2018年2月以来の高値を連日更新した。

 後場は、「iPhone(アイフォーン)」新製品への期待などでTDK<6762>(東1)京セラ<6971>(東1)などが一段と強含み、ぐるなび<2440>(東1)は「GoToイート」の恩恵大とされ一段高。9月25日上場のSTIフードHD<2932>(東2)カネ美食品<2669>(JQS)の株式を食品卸会社が取得と伝えられ連想買い広がり高値を更新。アクアライン<6173>(東マ)は水回り修理を巡り大手なら安心とされて再び急伸し出直り拡大。ジャパンシステム<9758>(JQS)は公共機関のデジタル化関連人気再燃とされ再び上値を追った。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億3203万株(前引けは4億2627万株)、売買代金はまあまあで1兆9325億円(同8711億円)。1部上場2178銘柄のうち、値上がり銘柄数は914(前引けは798)銘柄、値下がり銘柄数は1171(同1243)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉄鋼、情報/通信、輸送用機器、機械、その他製品、その他金融、不動産、ガラス/土石、精密機器、などとなった。(HC)

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