インテリジェントウェイブはセキュリティインテリジェンスサービス「Recorded Future」の取扱いを開始

■100万件以上の世界中のソースからデータを収集・分析

 決済・金融・セキュリティ分野におけるシステム開発・保守を行うインテリジェント ウェイブ(IWI)<4847>(東1)は2月15日、レコーデッド・フューチャー・ジャパン(本社:東京都中央区:Recorded Future社)のセキュリティインテリジェンスサービス「Recorded Future」の販売契約を締結したと発表。

 サイバーセキュリティを取巻く状況は刻々と変化しており、特にサイバー攻撃の手法は常に進化を続けている。企業は攻撃者による情報搾取を防ぐために、セキュリティに関する情報をリアルタイムに収集し、分析する必要がある。攻撃のトレンドや実施すべき対策を把握し、その瞬間における最適な意思決定をしていかなければ自社のブランド、顧客の信頼を失うことになりかねない。

 しかし、幅広く必要な情報を収集し、一定の基準をもって分析を行うことには専門的な知識やスキルを要し、そうしたスキルを持つ技術者を社内で確保することは困難である。

 セキュリティインテリジェンスサービス「Recorded Future」は、ダークウェブをはじめとした通常では到達困難なインターネット領域に存在する情報をも収集し、あらゆる言語で記述された膨大な量の情報からパターンや文脈を分析しインテリジェンスを提供するサービス。同サービス活用により、顧客の抱えるSOCチームのインシデントレスポンス対応や、インシデント予防・防止のためのセキュリティアナリストによる情報分析作業の支援が可能。

■Recorded Futureの特徴

 Recorded Future社は2009年にアメリカで設立されて以来、セキュリティインテリジェンスを専業としてサイバーセキュリティに関連する情報を収集し続けている。10年以上蓄積された莫大な情報量をベースに提供されるセキュリティインテリジェンスサービスには下記の特徴がある。

1.業界最大規模の豊富な情報ソース

 オープンウェブはもちろんダークウェブやグローバルに公開される技術情報、自社の独自リサーチチーム”Insikt Group”による調査レポートなど、100万を超える情報ソースから日々、情報を収集している。

2.多言語に対応した自然言語処理と特許取得済みの機械学習による解析

 収集した情報の整理・分類を最適化するために開発された特許取得済みのマシンラーニング技術と、13言語に対応した自然言語処理を組み合わせて用いることでセキュリティインテリジェンスをリアルタイムに提供することができる。

■Recorded Future社について

 Recorded Futureは、エンタープライズセキュリティインテリジェンスを提供する世界最大のプロバイダー。継続的かつ広範な自動化されたデータ収集および分析と、人による分析を組み合わせることにより、Recorded Futureはタイムリーかつ正確で実用的なインテリジェンスを提供する。混沌と不確実性が増している世界において、Recorded Futureは組織が脅威をより迅速に特定および検知する上で必要な可視性を提供するとともに、攻撃を阻止するためにプロアクティブなアクションを取り、従業員、システム、資産を保護することで安心してビジネスを展開できるように支援している。Recorded Futureは、世界中で1000以上の企業や政府系機関からの信頼を得ている。

■IWIについて

 IWIは、決済、金融、セキュリティ分野を含む、企業のビジネスリライアビリティ(顧客事業の信頼性および同社事業の信頼性を高め続けること)を支えるITサービス会社。

 国内における高いシェアを誇る「NET+1」のカード決済システムを中心に、証券システム、セキュリティソリューションを展開している。セキュリティ分野では内部情報漏洩対策ソフト「CWAT」の自社開発・販売のほか、イスラエル製のサイバー攻撃対策ソリューションを展開し事業領域を拡大させている。

 「次代の情報化社会の安全性と利便性を創出する」を経営理念に、高速、安全、高品質で利便性の高いIT基盤を提供して、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援している。IWIは2019年3月から、東京証券取引所市場第一部に上場している。(記載の商品名、会社名は各社の商標または登録商標。)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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