【株式市場】日経平均は50円高、2日続伸、後場ウクライナ停戦への期待強まる

◆日経平均は2万6526円82銭(50円32銭高)、TOPIXは1886.93ポイント(10.69ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億4822万株

 2月28日(月)後場の東京株式市場は、取引開始前後にロシアとウクライナの停戦会談が早ければ今日の午後にも開始と伝えられ、日経平均は149円安で始まったあと次第に値を戻し、14時過ぎには前日比プラス圏に浮上した。日本郵船<9101>(東1)や住友鉱<5713>(東1)が一段ジリ高のため停戦への期待は薄いとの見方があった一方、ユーラシア旅行社<9376>(JQS)が堅調で和平への期待を映すとの見方も。日経平均は小高いまま値を保ち2日続伸となった。

 後場は、アルコニックス<3036>(東1)や松田産<7456>(東1)が一段高となり、希少金属や貴金属の対ロシア経済制裁による高騰観測などを受けて買い先行。G3ホールディングス<3647>(東2)も廃電子基板からの回収事業が注目され終盤に一段高。サンバイオ<4592>(東マ)は引き続き新薬の「申請準備開始」への期待強く一段ジリ高。マリオン<3494>(JQS)は福利厚生の利用、決済までが一体となったハイブリッドな親・社員証アプリ開始など注目され大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は増加し14億4822万株(前引けは5億9409万株)、売買代金は2超4498億円(同1兆4594億円)。1部上場2179銘柄のうち、値上がり銘柄数は1732(前引けは1474)銘柄、値下がり銘柄数は400(同623)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、電力ガス、パルプ紙、空運、水産農林、倉庫運輸、石油石炭、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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