ニコンが再び高値を更新、米半導体株指数高や目標株価など買い要因に

■前期は完全黒字化、今期は税前益など減益予想だが株価は強い

 ニコン<7731>(東証プライム)は5月27日、再び一段高となり、7%高の1597円(107円高)まで上げる場面を見せて約1ヵ月ぶりに2019年以来の高値を更新している。野村証券が目標株価を110円引き上げて1696円に見直したと伝えられたひか、NY株式市場で上げたことや米半導体株指数SOXの5%高なども買い要因とされている。

 2022年3月期の連結決算(IFRS)は5月12日に発表し、売上収益が前期比19.6%増加し、営業損益や税引前損益などが黒字化した。今期・23年3月期の予想は、売上収益を14.9%増とし、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は減としたが、株式市場の評価はより強いものとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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