【株式市場】日経平均は316円安、米景気後退感の中ディフェンシブ株などしっかり

◆日経平均は2万6107円65銭(315円82銭安)、TOPIXは1855.97ポイント(23.15ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億8915万株

 7月6日(水)後場の東京株式市場は、引き続き米景気後退感が重く個別物色の色彩が強い中、武田薬<4502>(東証プライム)や科研製薬<4521>(東証プライム)が一段と強含み、明治HD<2269>(東証プライム)も新型コロナワクチンに関する発表が好感され一段ジリ高など、ディフェンシブ買いが再燃の様子。海運株は回復傾向となった。日経平均は337円安で始まり、13時前からは約270円安の2万6150円前後で小動きを続け、大引けは3日ぶりの下落となった。

 後場は、サイボウズ<4776>(東証プライム)が一段ジリ高となり続伸幅を広げ、主製品好調の見方。SDSホールディングス<1711>(東証スタンダード)は半値押しからの再騰期待などテクニカル妙味が言われて反発幅を拡大。アエリア<3758>(東証スタンダード)は子会社の提携など好感されて前場の高値圏まで再び上げ、スパイダープラス<4192>(東証グロース)は自治体DX支援事業での提携など連日好感されて一段と上げストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億8915万株(前引けは7億1393万株)、売買代金は3兆753億円(同1兆5813億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は506(前引けは431)銘柄、値下がり銘柄数は1282(同1357)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは3業種)が値上がりし、医薬品、精密機器、海運、食料品、情報通信、倉庫運輸、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る