【狙い場・買い場】荏原実業は狙い場のタイミング、業績上方修正、チャート好転

狙い場・買い場

荏原実業<6328>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。今12月期第2四半期業績予想を上方修正しており、注目したい。

同社は、独自の環境関連製品を製造・販売する「メーカー事業」、上下水道施設等水処理施設等の設計・施工を手がける「エンジニアリング事業」、給排水・空調設備機器、 その他産業機械などを販売する「商社事業」の3つの事業を柱にして「環境保全と医療」という広大な領域で事業展開している。

27日に今2015年12月期第2四半期業績予想の上方修正を発表。主に上下水道向けの水処理関連セグメントにおいて、官公庁案件の発注価格が上昇傾向にあることに加え、原価低減や工程管理の徹底により売上総利益率が向上したことが寄与。第2四半期売上高は従来予想の150億円から153億円(前年同期比5.2%減)、営業利益は同9億円から13億3000万円(同2.0倍)、経常利益は同9億3000万円から14億円(同2.0倍)、純利益は同5億8000万円から9億4000万円(同89.5%増)に増額。

通期業績予想は、売上高280億円(前期比6.5%減)、営業利益12億3000万円(同7.3%増)、経常利益12億9000万円(同7.4%増)、純利益7億8000万円(同8.0%減)を据え置いているが、現在精査中で上ブレする可能性が高い。

株価は、6月4日につけた年初来の高値1515円から7月9日安値1388円まで調整を挟んで上昇。7月28日(火)~7月31日(金)に「下水道展’15東京」が開催されることも株価を刺激すると予想される。月足では24か月移動平均線がサポート。今期予想PER12倍台と割安感があり、年間配当45円継続予定で配当利回り3.0%と利回り妙味も増しており、高値奪回から上値を伸ばすか注目したい。

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