【株式市場】日経平均は反落し199円安、後場は訪日観光関連株など人気化

◆日経平均は2万7686円40銭(199円47銭安)、TOPIXは1948.31ポイント(1.91ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億4570万株

 12月7日(水)後場の東京株式市場は、中国で6日の党中央政治局会議のあとゼロコロナ封鎖を緩和する都市・地区が増えているとされ、日本航空<9201>(東証プライム)が一段と上げて始まり、JR各社やワシントンホテル<4691>(東証スタンダード)などが一段ジリ高となった。三井住友FG<8316>(東証プライム)は一段と強含むなど前場上げた銀行株も堅調。電力株もしっかり。日経平均はやや下げ幅を広げて181円安で始まり、半導体株などが安いため14時過ぎからダレ模様。大引けは前日比で反落となった。

 後場は、日本高純度化学<4973>(東証プライム)が一段ジリ高となり、中国のゼロコロナ封鎖緩和によって生産活動など回復の期待。アイスタイル<3660>(東証プライム)は一段高となり第1四半期の黒字化など評価し直す買い拡大の様子。東リ<7971>(東証プライム)は好業績に万博特需も期待とされ一段高。エルアイイーエイチ<5856>(東証スタンダード)は特別利益発生のお知らせが好感され急伸。クルーズ<2138>(東証スタンダード)はファッション通販サイトに「PayPay」のオンライン決済導入の効果に期待などとされ高値に接近。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4570万株(前引けは4億9702万株)、売買代金は2兆6362億円(同1兆2879億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1049(前引けは1214)銘柄、値下がり銘柄数は686(同537)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、銀行、電力ガス、非鉄金属、陸運、水産農林、その他金融、建設、不動産、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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